太平洋戦争中、エース・パイロット(日本での呼び方は多数機撃墜者)と
呼ばれた人たちがいた。
三菱製 ゼロ式艦上戦闘機二二型
彼ら日本人エース・パイロットの著作も多く残されているが
とくに生の声、インタビューに答えるその言葉からは身震いするものがある。
当時の日本人の若者、10代から20代の若者たちのなかか<ら
選抜されてパイロットになったわけだけど、それが特別にすごかったというわけではない。
事実、彼らの著作などでも上官からは
「今の若者は・・・」と言われていたらしいし。
でも、そうはいっても、現代人の目からすると彼らはやっぱりスゴイ。
じゃあ、何がそうたらしめているのか。
考察するに、いろんな方法は用いることはできるけど
簡単に、かなり、ざっくりだけど
最大の違いは、当時と今の外的要因とでもいうか、社会的環境の差にあるものと思う。
なお、撃墜数は分かりやすく指標化するために
エース・パイロットのひとつの物指しになっているが
本来の優秀なパイロットにもとめられるものは
「僚機の損失を最小とし、相手編隊に最大の損失をあたえる」と
いうことだったらしい。
たしかに、それは戦術的にも的を得ていると思う。
You tubeにも彼らが存命中のときのインタビューの様子が
アップされている。日本人だけでなく、タイも含めて同じアジアの人々にも
ぜひ、彼らの生の声を見て、聞いて感じるものを得てほしいと思う。